
長時間AI開発の現実:コンテキストの壁と、メモリ運用
株式会社ペンタコン研究所 PentaTrail開発チーム···5分で読める
目次
AIと長く開発していると、必ず同じ壁にぶつかります。AIが、最初のほうを忘れていくのです。
会話が長くなると、AIは過去のやり取りを要約して圧縮します。長い履歴をそのまま抱え続けられないので仕組みとしては理にかなっていますが、要約は便利なぶん、細部を落とします。
付録:文書の役割と、残すもの
表1:正とする文書
| 文書 | 何を決めるか |
|---|---|
| spec(仕様) | 何を作るか。設計の意図と、守るべき契約(画面とサーバーのやり取りの形、列の定義、関数の入出力) |
| plan(実装手順) | どの順番で実装するか。各段階の完了を、数値やコマンドで先に書く |
| 付録 | 契約にかかわる値を一箇所だけに集める。現物を確認した時点を添える |
表2:引き継ぎに残すもの
| 種類 | 中身 |
|---|---|
| 作業ログ | どこまでやったかを素早く取り戻すための、短期の記録 |
| 規約 | プロジェクト固有のコーディングの決まりごと |
| 進行中の状態 | いま何がどこまで進んでいるか |
| 失敗と教訓 | どう書くと壊れるか、どの前提が間違っていたか |
表3:任せる/任せない
| 扱い | 対象 |
|---|---|
| 任せる | 事実をもとに手を動かす作業 |
| 任せない | 覚えておくべき事実の保持(spec・plan・メモリへ置く) |



