CTEMデータをMCPでAIエージェントに繋ぐ:自社の攻撃面をAIに聞く

PentaTrail編集部···4分で読める
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「うちで今いちばん危ない脆弱性は?」「先週、新しく増えたホストは?」。こうした問いに、ダッシュボードを開いて画面を辿らなくても、AI に普通の言葉で聞いて答えが返ってきます。しかも、その答えは自社の最新の攻撃面データに基づいています。

PentaTrail の CTEM(継続的脅威エクスポージャー管理)データは、いま、AI エージェントから直接たずねられるようになっています。本記事では、その仕組みと、できること、そして安心して使える理由を紹介します。

AI エージェントに、自社の CTEM データを繋ぐ

鍵になるのは MCP(Model Context Protocol) です。MCP は、Anthropic が2024年に公開したオープンな標準仕様で、AI アプリケーションと外部のデータやツールをつなぐ"共通の口"にあたります。主要な AI ベンダーが相次いで対応し、AI 連携の事実上の標準になりつつあります。

PentaTrail は、この MCP に対応した遠隔サーバーを運用しています。お使いの AI エージェント(Claude Code / Claude Desktop など)に繋ぎ先の URL を登録し、ブラウザで承認するだけで、統合コードを書くことなく自社の CTEM データに繋がります。これまでは「API の仕様を読み、認証を実装し、レスポンスを解析するコードを書く」必要がありました。それが、繋ぎ先を1つ登録して承認を押すだけで済むようになっています。

こんなふうに使えます

繋いだあとは、自然言語でたずねるだけです。

  • その場の問い合わせ:「最優先の未対応の脆弱性を5件」「検証がまだ終わっていない新規ホストは?」。クエリ言語を知らない担当者や、短期で入った外部メンバーでも、必要な情報にすぐ辿り着けます。
  • 状況の要約:「今週の新規検出と解決済みをまとめて」と頼めば、AI が自社データを横断して要約します。脅威の優先度の見方は TER バンドTDL もあわせてどうぞ。
  • 報告の下書き:取締役会や親会社向けの定例レポートは、毎週ほぼ同じ構造です。AI に数値を取らせて下書きさせ、担当者はコメントとレビューに集中できます。

安心して使えるように

自社のセキュリティデータを AI に繋ぐのですから、扱いは慎重であるべきです。PentaTrail は、AI エージェント経由のアクセスにも、通常の利用とまったく同じ守りをかけています。

  • 見えるのは、自社契約のデータだけ:すべての要求は契約に紐づき、他社のデータには一切たどり着けません(行レベルセキュリティ)。
  • お客様の手元に秘密を置かない:接続はブラウザでの承認で成立するので、外部ツールの設定に資格情報を書き込む必要がありません。承認は管理画面からいつでも取り消せて、取り消したツールからは何も読めなくなります。
  • 呼び出しには上限:短い時間に呼びすぎたときは断り、いつから再開できるかを返します。

始め方

接続はシンプルです。

  1. お使いの AI エージェントに、遠隔サーバーとして https://api.pentatrail.co/mcp を登録する
  2. ツールが接続を始めるとブラウザが開くので、その接続でできることを読んで承認する
  3. 「うちのドメインで最優先の脆弱性を教えて」と聞いてみる

道具ごとの使い方と、返ってくる失敗の一覧は MCP サーバーの案内 にまとめてあります。

CTEM の価値は、攻撃面を「継続的に」把握しつづけることにあります。その継続的な状況を、ダッシュボードを開く前に、AI に普通の言葉でたずねられます。運用の入り口が、ぐっと軽くなります。

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