
露出を放置できる時間は、もうゼロになった:「見つけて、速く直す」が前提になった2026年の守り方
PentaTrail編集部···5分で読める
目次
「脆弱性が公開されてから、対策する時間はどれくらいあるか」。この問いへの答えが、ここ数年で大きく変わりました。かつては数週間で、そのあと数日になりました。
外部に公開された機器については、その差がほぼ消えた例まで確認されています。公開データで、何が要求されているのかを順に見ていきましょう。
付録:引用した公開データと、PentaTrail の受け持ち
表1:本文で引用した数字と出所
| 数字 | 何を測ったもの | 出所 |
|---|---|---|
| 中央値 0 日 | 外に面した機器の脆弱性17件で、CVE 公開から KEV 掲載までの日数 | Verizon DBIR 2025 |
| 9 / 17 件 | 公開当日か、それ以前にすでに KEV へ載っていた件数 | 同上 |
| 84% | 感染経路が特定されたランサムウェア被害のうち、外部公開機器が入口だった割合 | 警察庁 2025年上半期 |
| 73% | 把握できていなかった資産に起因するインシデントを経験した責任者の割合 | Trend Micro / CSO Online 2025 |
表2:PentaTrail での受け持ち
| 受け持ち | 中身 |
|---|---|
| 毎日のスキャン | 新しく増えた資産や開いたポートを、翌日には検知する |
| 悪用のしやすさでの順番付け | CVSS だけで並べず、KEV・EPSS・資産の業務影響を組み合わせる |
| AI 対処ガイダンス | 多数の脆弱性を対処方針でまとめ、何をどう直すかをタスクにする |
| AI エージェントからの参照 | 自社の攻撃面のデータを直接たずねられる |
攻撃側が自動化で速度を上げているなら、守る側も判断と実行の速度で応えるほかありません。放置できる時間が消えたいまの答えは、たまに点検することではなく、継続して見て速く直すことです。
スキャンの間隔は、2026年8月17日に PentaTrail の定期実行の設定を参照して確認したものです。



