個人情報管理違反と杜撰な委託先管理
NECの委託先への攻撃で、大学のシステム障害と情報漏えいが発生しました。契約に基づかない個人情報の共有・保管と、作業端末の管理から、元請けの責任を考えます。
再委託先への攻撃が、大学のシステム障害と情報漏えいに広がった
契約に基づかず個人情報を共有し、削除すべきファイルも残していた
個人情報と作業環境の管理は、元請けとしての前提
NECは、委託先の端末から顧客環境へ不正アクセスされたことを認め、事故後にNEC管理の端末を貸与しました。事故前の端末管理の詳細は公表されていませんが、顧客環境に接続する端末の安全性を、元請けとしてどう確保していたのかが問われます。[1]
協力会社に作業を任せても、顧客に対する責任は元請けに残ります。誰が、どの端末から、どの権限で作業し、個人情報をどこで扱い、いつ削除するか。これらを決め、実際の作業まで管理することは、運用を引き受けるための基本です。
契約に基づかない情報共有や不要な保管を防ぎ、安全に作業できる環境を整える。それすら果たせない事業者に、顧客のシステムと個人情報を預かる元請けは務まりません。
