攻撃者は、隙を探している。
接続できる環境を探し、応答から手がかりを集め、使える攻め方を考える。
攻撃者の判断をたどると、減らすべき隙が見えてきます。
目立たなくても、見つかる。
公開された機器やサービスを広く探すアクセスが観測されています。こうした探索では、会社が有名かどうかにかかわらず、外から到達できる環境が手がかりになります。
攻撃者は、応答がある相手を見つけ、何が動いているのかを調べる候補にします。
公開された機器への探索を示す観測資料 ↗探索型の攻撃者をモデルにした説明図です。実際の通信記録ではありません。
小さな情報を、つなぎ合わせる。
使われているソフトとバージョン。残された検証環境。外から接続できる管理画面。
別々に見える情報でも、攻撃者には「次にどこを調べるか」を決める材料になります。複数の手がかりを組み合わせ、使えそうな入口や攻撃方法を考えます。
管理から漏れた環境について読むソフトの情報が応答に出ている
種類やバージョンが分かる
以前の検証環境が残っている
普段の管理から漏れているかもしれない
管理画面に外から接続できる
さらに確認する対象になる
もう少し調べてみよう。
使える弱点を、探る。
攻撃者が知りたいのは、情報そのものだけではありません。
その情報から、次に何を試せるかを考えます。
ソフトの種類・バージョン
公表済みの脆弱性が、この環境に当てはまるか。
公開ファイル・管理画面
情報を得る場所や、接続を試す先がないか。
通信・証明書の状態
通信を狙う攻撃に必要な条件が揃っているか。
メール認証の設定
自社ドメインを名乗るメールへの備えはあるか。
ドメイン・DNSの状態
設定や管理に、不整合や隙はないか。
隙があれば、試行が続く。
更新の遅れや、不要な環境の放置が見つかる。攻撃者はそこから「ほかにも隙があるのでは」と考え、別の入口や方法を調べる理由を見いだします。
入口や方法を変えながら、探索や試行を重ねる理由を与えてしまいます。
隙を見つける
古いソフトや、放置された環境が見える。
ほかも調べる
別の環境や入口にも、使える隙がないか探す。
試行を重ねる
入口や方法を変え、攻められる所を探り続ける。
探索型の攻撃者の判断を説明する例です。
隙を減らせば、攻め手も減る。
攻撃者は、使える入口や条件を探しています。更新する、公開を止める、接続元を制限する。対処によって、使おうとしていた足掛かりや経路を減らせます。
古いバージョンの脆弱性
既知の問題が使えないか調べる。
不要な検証環境
管理から漏れた環境を調べる。
誰でも接続できる管理画面
接続を試す対象にする。
バージョンや設定など、外から得られる手がかりを一つずつ見直します。
攻める隙を、残さない。
「ここには、ほかにも隙がありそうだ」と思わせる状態を残さないために、見つかった不備を一つずつ対処します。公開範囲、更新、接続制限を見直し、攻撃者が次の手を進めにくい状態にしていきます。
ほかにも、使える隙が
ありそうだ。
次の入口や方法を探し、試行を続ける。
使える入口や、次の手がかりが
見つかりにくい。
攻め方を組み立て、次の手を進めにくくする。
対処の意味を、攻撃者の判断から見たイメージです。
小さな不備も放置せず、確認して、減らしていく。その積み重ねで、攻め続ける理由を減らします。
では、どこから
見直していきますか。
公開状態の確認から、優先順位、担当と対処後の確認へ。
